平成30年度 四季の森公園の植物へ | |||||
8月 | |||||
8月1日(水) | |||||
イヌゴマ | ヌスビトハギ | アメリカオニアザミ | ヒヨドリバナ | ヒヨドリバナの小花 | |
ヤマユリ | ゼンマイ | ベニシダ | ベニシダ | ベニシダの胞子嚢 | |
8月1日(水) 前回気が付いたイヌゴマが、今回も咲いていた(資料)。小花を見ると、唇形花であり、上唇は立ち上がり、下唇は3つに割れている。遠くからは殆ど分からないが、アップ写真を見ると、「なるほど・・・」と頷ける。 資料:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2818.html ヌスビトハギも大分咲いてきた。この花は小さいため、詳細を知ることは難しい。何時もアップ写真を撮って、その写真を見て詳細を調べているが、この写真がなかなかうまく撮影できない。一番上の花を見ると、何とか旗弁、翼弁、竜骨弁が見え、蝶形花ということが分かる。 アザミが見えた。ノアザミとは違って、総苞の下部が膨れていて、総苞片が鋭く突き出ている。これはアメリカオニアザミになる。アザミの中でも大柄で、公園や空き地によく見かけるようになった。 前回蕾であったヒヨドリバナも大分咲き出した。最初にこの花を見た時、小花がどのようなつくりになっているのか、掴みにくかった。下記の資料には、花の様子が分かり易く説明してある。資料によると、
と説明されている。この説明から、花から出ている白色のひものようなものは雌しべであることが分かる。 資料:http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/11/post-1457.html 藪を見ると、ヤマユリが咲いていた。直径約20cmと花が大きいので、際立ってきれいである。正に、夏を象徴している花である。花弁は6枚あるように見えるが、前の3枚が後ろの3枚より一回り大きくなっている。また、後ろの3枚の縁は波を打っている。 石垣の間から出ているものはゼンマイになるのだろうか。葉身は2回羽状複葉をしている。小葉は三角後卵形で、頂葉が一回り大きい。ちょっと見たところハゼノキの感じがある。下記の資料によると、「ゼンマイには雄雌があり、「男ゼンマイ」と「女ゼンマイ」と呼ばれています。・・・食べて美味しいのは「女」の方で、・・・」と記述されている。食料にしているのは、女ゼンマイだったかと、改めて見直した。 資料:http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/zenmai.htm これはベニシダである。これを見るのも3回目になり、多少目が慣れてきた。葉身は2回羽状複葉で、中軸には黒っぽいところがみられる。小羽片を見ると中央を走る中肋が青みがかっているのが目立つ。褐色の胞子嚢は円形で、中肋側によっている。 撮影:7月18日
記 平成30年7月28日(土)
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8月12日(日) | |||||
未だよく咲いているミソハギ | ミソハギの花 | ハエドクソウ | ユウガギク | ユウガギクとモンシロチョウ | |
キツネノマゴ | アメリアヤマゴボウ | アメリアヤマゴボウの果実 | 花数が増えたヤマブキ | ヤマブキ | |
8月12日(日) 台風がそれ、漸く出かけられるようになった。蒸し暑いが、久しぶりに四季の森公園へ出かけた。四季の森公園へ着くと、台風の後のせいか訪れている人が少なく、ひっそりしていた。 まず、先日未確認であったホシダを見つけようと、はす池沿いに進んだ。池の畔に4~5人の人がいて何かを見ていた。カメラを向けている方向にはミソハギがあるが、近づいてみると、ミソハギではなく、水の中にいる生き物のように思えた。そばを通り抜け、ミソハギを見た。先日も咲いており、そろそろ終わりかと思ったが、まだ十分観賞できる状況であった。 横にはす池があるのだが、ムッとする暑さは変わらない。少し風でもあれば気分も違うのだが、いつも感じなかった嫌な疲れを感じる。冷たい水を飲み、喉を潤した。先へ進むと、ハエドクソウが見えた。先日も思ったが、ハエドクソウはこんなに花期が長いのだろうか。下記の資料によると、花期は7〜8月とあった。やはり、8月でも花が見られるようだ。 資料:http://mikawanoyasou.org/data/haedokusou.htm ユウガギクが見えてきた。先日も思ったが、ここのユウガギクは色が白く、花が小さいように見える。直径を測ると、2.5cmであった。舞岡公園等で見たものは薄紫色がかっていて。もう少し大きかった記憶がある。下記の資料などでは4cm近いものもあった。ユウガギクを見ていると、モンシロチョウが止まったので、ユウガギクと一緒に写真を撮った。 資料:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2473.html ユウガギクの足元にちらっと紫色の花が見えた。一瞬、「何だろうか」と思った。葉が大きく、目についたので、キツネノマゴとは違うのではと思ったが、よく見直すと、穂があり、その中に小さな花が入っているのを見て、これはキツネノマゴと確認した。まだ咲き出したばかりのようだ。キツネノマゴの開花を見ると、もう夏が終わるような気がしてきた。 更に進んだところにアメリアヤマゴボウがある、このアメリカヤマゴボウは小さな蕾の時から見てきている。今、果実が赤黒くなっている。先日までは緑色だったが、ようやく熟してきたようだ。 先日季節外れにヤマブキが咲いたと思ったら、今日はさらに花数が増えてきていた。八重のヤマブキは一重より遅れて咲き出すということを先日知ったが、それでも、何か変だ。やはり、天候異変による狂い咲きなのだろうか。 撮影:8月10日
記 平成30年8月11日(金)
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8月13日(月) | |||||
ヌスビトハギ | 中央付近が最大幅を示している | アキカラマツ | アキカラマツの小花 | アキアカネ | |
ホシダ | 頂羽片(穂)が長い17cm | 羽軸、中肋に毛がある | 羽片の基部の上向きの裂片が長い | ||
8月13日(月) ヌスビトハギと思われる花が咲いていた。何時も見るヌスビトハギの花より一回り大きいので、本当なのかと思った。旗弁に黄緑色の2つの斑がないので、アレチヌスビトハギではない。下記の資料で調べると、似た仲間にヤブハギ、ケヤブハギがあった。この3つはどこが違うのだろうか。下記の資料によると、ヤブハギ、ケヤブハギの葉は、「中心部より下側が最大幅で先は次第に細くなる」という。しかし、試料は中央付近が最大幅を示している。 資料:https://matsue-hana.com/hana/nusubitohagi.html アキカラマツが咲いていた。今年はどこかでアキカラマツを見た記憶があったが、ブログを遡って見直しても見当たらなかった。さらに元の資料を見ていくと、7月7日に舞岡公園で見ていたことが分かった。その時は蕾ばかりで花が咲いていなかったので、ブログへ載せなかったことが分かってきた。下記の資料で、花の中を注意深く見た。すると、「雄しべの下の方に3本の短い雌しべらしいものが見えてきた」と書き、雌しべを確認している。雌しべは花柱はほとんどなく、柱頭が子房に直接ついている。 資料:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2382.html ここから右の藪へ入ると、ホシダの見られたところである。藪へ入ると、先日見たベニシダが見えてきた。葉を裏返すと、赤褐色をした円形の胞子嚢が中肋寄りに分布している。確かにベニシダになる。「ベニシダはこんなに多いのか」と考えていると、赤トンボが飛んできて、折れた樹の先に止まった。この赤トンボの名前を知ろうと資料を探していると、下記の資料1が見つかった。早速検索すると、アキアカネの名前へたどり着いた。更に資料2などで確認すると、アキアカネでよさそうだ。 資料1:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2382.html 資料2:http://tombozukan.net/tb-akiakane.htm 奥へ進んで行くと、ホシダらしいシダが見つかった。葉身は薄い緑色で、1回羽状複葉になっている。羽片の切れ込みは浅く、中肋まで達していない。先端の穂が非常に長い。全体を計測すると、柄35cm、葉身40cm、穂17cmであった。葉身は薄いが触るとカサカサする。胞子嚢の分布を知りたかったが、胞子嚢は見られなかった。この葉は胞子をつけない葉なのかもしれない。下記の資料1を参考に調べると、中軸、羽軸、中肋に毛があるが、羽片の表面には毛がない。「羽片の基部の上向きの裂片は長く、中軸の上に重なる」とあったので、確認した。 撮影:8月10日
記 平成30年8月12日(日))
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8月14日(火) | |||||
イノデ | 青黒い溝がない |
小羽片の先端は針のような棘 基部の上側の小羽片は一回り大きく、さらに細裂している |
胞子嚢は中肋と縁の中央に分布している | キンミズヒキ | |
キンミズヒキの花 | ミズタマソウ | 萼と花弁ともに先が2つに割れている | 節が赤褐色を帯びている | コバノカモメヅル | |
8月14日(火) 鱗片が目立つシダが見えた。特に柄を見ると茶褐色をした細長い紙のような鱗片が群がっている。恐らくイノデと思われるが、まだしっかりと特徴が掴めていない。このシダを見ると、イメージは先ほど見たベニシダと似ている。ベニシダは中軸や羽軸に青黒い溝があった。ところが、この試料をいると、その溝が見られない。葉身は2回羽状複葉で、小羽片の先端は針のような棘になっている。上の方の小羽片を見ると、基部の上側の小羽片は一回り大きく、さらに細裂している。胞子嚢は中肋と縁の中央に分布している。ベニシダは中肋寄りだった。 キンミズヒキが咲いていた。つい先日、三ツ池公園で開花を見て来たばかりだが、四季の森公園でも咲き始めのようだ。先日見たキンミズヒキと花弁数は変わらないが、花弁の縁の波と縮れはなく、雄しべや雌しべはピンと伸びている。環境によって、変るのか、成長過程が違うのか分からないが、三ツ池公園のキンミズヒキとは少し違っている。 資料1:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2875.html 白色の小さな花が出てきた。このような白色の小さな花は、ウマノミツッバ、ヤブニンジンと見て来た。再び同じような花を見ると、戸惑ってしまう。しかし、ウマノミツッバ、ヤブニンジンは既に花期を終えていることを考えると、この2つではないことがはっきりする。もう1つ似たものがあった。ツルカノコソウである。この花の花期は5月である。いろいろ考えると、いずれも違っていることが分かる。 更に、調べていくとヤブジラミとミズタマソウがあった。花の下の毛の生えたふくらみ(子房)はどちらも似ている。しかし、この二つは葉の形が違っている。ヤブジラミはセリ科の花で葉が細裂している。従って、この花はミズタマソウになる。ミズタマソウについては、下記の資料の中で、「萼は2枚で、内側が凹んでいる。花弁も2枚で、先が2つに割れている。2本雄しべと長い雌しべが1本見える」ことを確認している。この花について葉を注意して見ていなかったが、今回見ると、葉は対生で、根元の節が赤褐色であるところが目に付いた。 資料:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-1892.html 芦原池の一番奥へやってきたここにはミツバウツギとコバノカモメヅルがある。先日見た時、コバノカモメヅルはそろそろ花期を終えるのではないかと思ったが、今日見ると、残っていた蕾が開花したようで、まだ花が残っていた。下記の資料では、「コバノカモメヅルの5裂した花冠の先端は捩れ、風車の形になって見える。中心に見える小さい花のようものは副冠で,この内側に雄しべとめしべが入っている」書いていた。 資料:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2818.html 撮影:8月10日
記 平成30年8月12日(日))
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8月15日(水) | |||||
オニドコロ:雌花 | オニドコロ:雌花 | アキノタムラソウ | ツリガネニンジン | ツリガネニンジンの花 | |
ミズタマソウ | ミズタマソウ | オニドコロ | オニドコロ:雌花 | ||
8月15日(水) コバノカモメヅルの足元を見ると、オニドコロの雌花が見えた。雄花はよく見かけるが、雌花を見かける機会は少ない。まったくの偶然であった。雌花は花の下に円筒型の子房がある。雄花にはこれがないので、この円筒型の子房の有無を調べれば、雄花か、雌花かがはっきりする。長方形をした花弁は6枚確認できるが、雄しべ雌しべは分かりにくい。下記の資料によると、「柱頭は3裂し、退化した雄しべがある」という。中央にある黒っぽいのが雌しべで、その周りに黄緑色に見えるものがおしべになるようだ。 資料:https://matsue-hana.com/hana/onidokoro.html 先日アキノタムラソウを見た時、いくつも花が咲いておらず、茎が倒れ掛かっていたので、もうアキノタムラソウも終わりに来たのかと思った。それから他の場所でもアキノタムラソウは見ることがなかった。それが、ここへきて、再びアキノタムラソウを目にすることが出来た。秋の名前が付くのだから今咲いていてもおかしくないが、他の場所でも復活してくるだろうか。花については、下記の資料に、「花は唇形花で、上唇を見ると、旗状に立ち上がり、その内面に雄しべが張り付くように付いている。下唇は上唇のように単純なつくりではない。まず3つに割れ、そのうち2つが両側を囲むように立っている。残りの1つが一番大きく、下へ伸び、先が2つに割れている」と詳細を書いている。 資料:https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-2338.html 芦原湿原は、アシが鬱蒼と茂っているので、左側の向こう岸を見ることが出来ない。木道の右側にはツリフネソウの花も終わり、今は何の花の姿もない。日影に入ると、多少暑さが和らぐかと思ったが、風がなく、ムッとする。左に芦原湿原を見てショウブ園まで来た。ここから花ノ木園へ入りかけると、幾分暑さが和らいだ。ツリバナの樹を見ると、果実が少なくなっていた。落ちてしまったのかと思い、樹の下を見ると、やはり地面にはたくさんの果実が落ちていた。下を見ていると、ツリガネニンジンが1株咲いているのが分かった。色が薄く、白っぽく見える。 再びミズタマソウが出てきた。先ほどはきれいな写真が撮れなかったので撮り直した。下記の資料によると、「花弁は白色、2個、先が2裂し、雄しべ2個、柱頭は2裂」とある。柱頭が2裂している点以外は確認できた。 資料:http://mikawanoyasou.org/data/mizutamasou.htm 奥へ入ると、オニドコロが見えた。今度は雄花である。先ほど雌花の写真を撮ったので、雄花も撮影した。小さくて白っぽい花は撮影が難しい。雄しべの本数は確認できるが、そのほかの詳細は分かり難い。雌花が上手く撮影できなかったが、雄花も同じだった。 撮影:8月10日
記 平成30年8月13日(月)
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8月16日(木) | |||||
ヒカゲイノコズチ | ヒカゲイノコズチの花 | ワルナスビ | イヌワラビ | 中軸、羽軸に紫色の溝が入っている | |
胞子嚢の分布 | ムクノキ | 平行気味の葉脈があり、縁には鋸歯が見られる | カラスザンショウ | カラスザンショウの果実 | |
8月16日(木)) 花の木園へ入ると、そこは林になっていて、下草にミズヒキとヒカゲイノコズチが大部分を占めていた。どちらの花も1度捉えているが、今日はヒカゲイノコズチを撮影し直した。ヒカゲイノコズチはそこいら中に咲いているので、いつでも写真に収められると思い、ずるずると日伸びになっていた。ヒカゲイノコズチは花を終えると、萎んで下向きになる。大分下向きになっているのがあるので、既に沢山咲いたことになる。そこで、今撮影しておこうと開花している花を探した。ところが、いざ花を撮影しようと思うと、開花した花が見つからない。花は下から咲いてくるので、上の方に開花した花があるはずなのに、中々見つからない。時々花序の先端に開花していそうな花が見つかる程度であった。何とか1つ2つ見つけて撮影した。下記の資料を参考に花を見て、5枚の花弁、5本の雄しべ、1本の雌しべを確認した。葉の表には伏毛、裏には葉脈上に伏毛が認められる。 資料:https://blogs.yahoo.co.jp/yokohamaiwao/13298405.html https://01hana.blog.fc2.com/blog-entry-1095.html?? 更に奥へ入ると、白色の花が見えた。花の様子からワルナスビと分かる。三ツ池公園などでは既に花が終えたと思ったが、昨年、舞岡公園では9月14日に花を見ていたことが分かった。また、下記の資料では、花期は6〜10月となっている。まだこれから咲き出してもおかしくないようだ。 資料:https://matsue-hana.com/hana/warunasubi.html 奥に休憩所があるので、そこで一休みした。ここは谷間になっているので、太陽の日が差さない、それでも風がないので、蒸し暑い。休みながら周りを見ていると、イヌワラビが目に入ってきた。近くで見ると、中軸、羽軸に紫色の溝が入っている。最下羽片の基部下側の第1小羽片は欠如している。裏の胞子嚢を見ると、黒くなったものがハの字に並んでいることが分かる。これらはイヌワラビの特徴を示している。 花の木園から久し振りにちびっこ広場の方へ上がって行った。僅かな距離だが、急な階段なので、かなり身に応える。上にはホホノキがあり。南側と北側では樹木の種類が違っている。南側はシラカシの林になり、北側はコナラの林になっている。ちびっこ広場はシラカシの林を超えたところにある。林の中を通り抜けちびっこ広場へ出たが、人は誰もいなかった。この暑さなので、人は外出を避けているものと思われる。ここから四季の森公園の外周にあたる園道を進んで行った。この時期は花がなく、見るものが少ない。しばらく進んだ左の谷間に名前を知りたい樹がある。何分近づけないので、園道から写真を撮り、推察するしかない。幹は灰白色で滑らかのようである。平行気味の葉脈があり、縁には鋸歯が見られる。ムクノキと思われるが、ここからは詳細が分からず、断定が出来ない。 展望台広場へやって来た。ここで見たいのは展望台の横にあるカラスザンショウである。坂を上り、カラスザンショウのところまで来ると、親子連れが何組かがいた。ちょうどここが大滑り台のスタート地点になっている。見ていると、あっという間に皆さん滑っていき姿が消えてしまった。目をカラスザンショウへ移すと、カラスザンショウは強い風にあおられ揺れていた。風の合間を見て写真を撮った。すると、写っていたのは果実のようで、どこを見ても花が写っていなかった。下記の資料によると、花期は7〜8月という。どうも早めに咲いてしまったようだ。 資料:https://matsue-hana.com/hana/karasuzansyou.html 撮影:8月10日
記 平成30年8月13日(月)
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8月17日(金) | |||||
クサギ | クサギの花 | ヤマハギ | ヤマハギの花 | トダシバ | |
葉の表面の伏毛 | 鞘口の毛 | 葉鞘の上向きの毛 | 小花 | アカメガシワの果実 | |
ゴンズイ | ゴンズイの果実 | ゲジゲジシダ | 中軸に見られる三角状の翼 | 胞子嚢の分布 | |
8月17日(金) 展望台広場から坂を下って行った。秋が深まると、この坂は紅葉できれいなところである。進んで行くと、左側に白色の花が見えてきた。もしかしたらクサギかもしれないと思い、近づいて確認した。やはりクサギであった。今日は意外と大きな花に映った。花冠は5裂し、裂片は平開する。見方によればこの花冠は「大」の文字に見える。秋には、赤い萼の上に紺色の果実が出来る。その綺麗さは強く印象に残っている。 クサギの樹の向かい側にヤマハギが咲いていた。ヤマハギは沢山の花が一斉に開くことがない。ぽつりぽつりと開花してくので、蕾、開花した花、萎んだ花が入り混じっている。開花した個々の花を見ると、綺麗な花だが、全体を通してみると、花数が少なく、いつ満開になっているのか分からない。 遊具広場へ来ると、子供たちが水遊びをしていた。30度を超える暑さなので、涼しそうな光景に映る。浅く、狭いプールでだが、子供たちは楽しそうに水と戯れている。 ここを通り越すと、トダシバと思える草が伸びていた。よく見かけるトダシバの穂は開いているのだが、今見える穂は棒状で開いていない。こういう姿だと、果たしてトダシバになるのか迷ってしまう。トダシバの葉の表面に伏毛があったので、確認した。すると、ちゃんと伏毛が確認できた。これで、この草はトダシバに間違いないと思えてきた。つい先日も三ツ池公園でトダシバを見て来たばかりである。葉の表面の寝た毛、鞘口の毛、葉鞘の上向きの毛などを見て、復習してみた。 北門も近くなってきた。後は先日見たベニシダとゲジゲジシダを確認しようと坂道を下って進んだ。すると、道に、黒っぽい果実の塊が落ちていた。見た覚えがある果実だったので、直ぐ上の樹を確認した。思った通り、アカメガシワの果実であった。下から見上げて見た果実より、ずっと大きく見えたので、一時は別物かと思った。 この坂道にゴンズイがあったので、先程から探していた。坂が終わろうとしているのに、まだ見つからないのは、通り過ぎてしまったかもしれないと、半分諦めていた。すると、アカメガシワの隣にゴンズイがあった。こんなところだったかと、記憶はあいまいであった。この赤い果実の中に黒い球形の果実が入っている。 最後にゲジゲジシダだけ確認した。中軸に三角状の翼があり、胞子嚢は円形から楕円形で、裂片の中肋と辺縁の中間についているところを確認した。 撮影:8月10日
記 平成30年8月13日(月)
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